かなり本気の研修投資
2024年6月に、社長からこちらの連絡がきたのがすべての始まりだった。
以前の方針説明で話していた、幹部研修の形を変更して、メインを部長&次期部長(リーダーあたり)の研修に変更することにしました。(基本ビズサイド)
おーやんはE職になりますが、特別推薦枠です。
この話の背景は全く覚えていないが、これから関わりがあまりないビズサイドと一緒に研修を受けるんだということだと受け取った。
2年間のかなり長い研修で、参加メンバーが10人で、かなりの研修費が投じられていると知った時にはさすがにびっくりした。
私にかける研修費をそのまま給料としてもらえるなら、投資回収率がもっと高いかもしれないよと、当時は思っていた。
2年間が経った今、これほど良い成長の機会がもらえて、本当に感謝しかない。お金より貴重なものはいっぱいもらえていた。
コミュ障だと気づいた
研修の初回は2024年8月で、私が30歳になる手前だった。参加者の中では1番若かった。
さすがしっかり設計されていた研修で、座学を含めワークショップや現場メンバーアンケートの回収・すり合わせ、ストレッチプランの実行まで色々用意されていた。
大学院に入っていた分、大卒の年上の先輩と比べてさらに社歴が2年短く、社会人の長さに限らず仕事領域の広さも圧倒的に足りなかった。
ワークショップになる途端、あまりコミットできなかったのは、少し辛かった。
そして、研修を受けてから、メンバーや上司とのすり合わせで、自分のことをコミュ障だと認識し始めたのは大きかった。
エンジニアの中だと割とポップなほうだと思っていたし、チヤホヤされながら生きてきたので、コミュ障だとあまり認識していなかった。
でも確かに、コミュニケーションが得意なビズサイドのメンバーと比べて、差は大きかった。人の目線を気にして緊張はするし、自分からぐいぐいいくこともできなかった。
本当に情けないが、最初のストレッチプランは、まずマンションで出会った住人に挨拶することにした。
能動的に改善しようと思ってから、会社の自席でリモート会議に平気で出ることはできるようになったし、勉強会などで知らないひとに声かけることもできるようになった。(それまでにできなかったのに、よくコミュ障だと自認できていなかったのはおかしい)
第二の思春期
2024年10月のある日、上司から深夜0時に、こちらのメッセージが送られてきた。
こんな時間にごめんよ(朝でも読んでね)
最近の欧陽は欧陽らしさ、欧陽の核となるものを見失っているように見えるので心配になった次第
人は自分の核を見失うと自己解離がおき、見えないストレスが溜まっていきます。
欧陽には素晴らしい自己の価値観があり、それが個性になっていると思っています。
自分の好きなもの、自分らしさ、自分とは(哲学っぽい話だけど)
欧陽はE3になるべくしてなったし、この歳でここまで成果を出せることはTechBoadメンバーも認めてます。
人は人、もっと欧陽らしさ、欧陽の魅力を素直に出して行くことで、
周りの人も欧陽の魅力に気づいていきますよー
その時期は、いくつかのかなり大きな刺激が同時に起きていた。
- 研修でじぶんの足りていないものがはっきり見えてきた
- 社内でベストエンジニアとして受賞した
- E3という割と高い等級に昇格した
- エンジニアに限らず社内で色んなひとに認識されていると気づいた
まず、当時はエンジニアとして大した事やれていないのに、社内で過大評価されていることはじぶんの中でかなり引っかかっていた。(なので、ベストエンジニアのトロフィー写真はどのSNSにも上げていない)
過大評価されている分に追いつかないと、ひとをがっかりさせると、それなりのストレスを抱えていたのではないかと、今振り返ってみればわかるようになった。
自分を見失いかけそうになるというのは、全く気づかずに頑張っていたぶん、上司に心配されていた。この時期は、上司たちと私は私の第二の思春期だと呼んでいた。
研修という大きな題材を背景に、自分を見つめ直して取り戻して、2025年に入ってからより大きな仕事にチャレンジできるようになった。
「名を残してください」
2年は流石に長くて、最初に一緒に参加していた9人は、出向社員の帰任や正社員の転職で、半分になった。
今日はその最後のフィードバック研修を受けていた。講師の方は、メンバーに今後マネージャーになりたいかどうかと、フラットにヒアリングしたところで、現状維持したいメンバーが多かった。
確かに、マネージャーになると更に忙しくなって、給料がそんなにアップしないのはネック。
私だけは、最初から最後まで変わらなかった。
講師:「プレイヤーと比べてマネージャーは色んな面での難しさが増えるし、楽にもならない。それでもやりたい?」
私:「やるべきことをやるだけなんで」
講師:「相変わらずまっすぐだね。名を残してください」
私にとっては、最高の褒め言葉をもらったので、これからも自分を見失わず、やり続けていきたい。
※ このトロフィーは自戒になっている。最後に飾っておく。